廃材利用アクセサリー(木工編)

先月の記事では安井ファームに落ちている廃材(木片)を回収し、これをアクセサリーにすることで、社内環境改善に貢献しようとしたのですが。。。

【Before】

【After】

ご覧の通り、どちらかというとレジン(樹脂)の割合の方が多く、廃材を使おうと思っても日々の業務で出てくる廃材と比較すると、その消費量や微々たるもの。

これでは埒が明きません。
そこで今回の広報見聞録は。。。

『廃木片をメインとしたアクセサリーを考え、更なる社内環境改善に繋げる』

ということでお送り致します!

まずはバージョンアップ

さて、前述のウッドレジンのペンダントですが、前回の投稿後に各方面から様々な意見をいただきました。

中でも一番多かったのは「中に何かを入れたらもっとカッコよくなるのではないか」という声。

師匠
それなら『ネジ』でも入れてみたら良いんじゃない?

ということで、ネジを入れることにしたのですが、そのまま封入しようとすると底に沈んでしまうため、予備硬化していきます。

ネジが水平になるようにしたところで、本番。

個人的に「暗闇で光るアクセサリー」にしたかったので、一緒に蓄光素材も仕込んでます。

特に画像中央の『eco-chip(エコチップ)』と呼ばれる蓄光素材。

こちらはイギリスの発光舗装材の技術革新によって生まれたハンドメイド素材とのことで、蓄光に詳しい方から助言いただきました。

さて、型からばばーん、と取り出した後は前回と同じ要領で加工しまして…

さくっと完成!

これだけでもちょっぴりやり遂げた感はあるんですが、先にも述べた通り、今回は木材メイン回なので本題はここからでございます。

木片と向き合う

木を使ったアクセサリー。

作家さんこだわりの、厳選した木材を素敵な形に切り出し、納得のいく手触りになるまで磨く。

そんなイメージを勝手に抱きつつ、目の前の現実に目をやると、

業界で「捨てパレ」と呼ばれているものから採取するに至ったそれは、いったい何の木なのかすらわからない、正体不明の素材たち。

※捨てパレ:主に物流で使われる、木製の荷役台(パレット)。出荷先から同じものが返却されるとは限らないため、戻ってこなくても構わない(=捨てても構わない)パレット、ということみたいです。

◆◆◆

そんな木材をいつまでも眺めていても始まらないので、細かく切り出してみると、何種類かの木材があることが判明。

さすがに木の種類まではわかりませんが、捨てパレに使われる木材は特に決まっていないようです。

木片加工開始

まずは木片にボール盤で穴を開け

開けた穴に棒を挿して、グラインダーで整形します。
(※破片が飛散する可能性があるため、保護メガネ必須です)

ここから更にヤスリで形を整えまして…

ウッドビーズの完成!

【Before】

【After】

木を染めてみる

もちろん、そのままウッドビーズを使うのも良いのですが、少し色合いが変わったものもできないものだろうかと調べていたところ。

辿り着いたのは「鉄媒染(てつばいせん)」と呼ばれる染色法。

なんでも、錆びたクギを酢に漬けた液に木を浸すことで、木に含まれるタンニンが鉄と反応して黒くなるんだそうです。

広報
錆びたクギといえば…

前々々回に制作した広報カーで収集したものが…

 
酢といえば…

◆◆◆

 
師匠、酢もらっていいですか?
師匠
そ、そんなもんどこにあるんや?
 
旧食堂のシンク横の棚の上から2番目の…
 
…そこまでわかってるんなら好きに使ってくれ

【解説】

スタッフ紹介の趣味欄に「漬物作り」と堂々と書いている師匠は、いつもどこかに漬物用に酢を隠し持っているのです。

◆◆◆

労せずして素材が手に入ったところで、適当なプラスチックの容器に突っ込んでいきます。

よく振って一晩寝かします。

中のクギを取り出しまして
(おや、サビが少し落ちてますね!)

鉄媒染液完成!

右端のやつを入れて、一晩液に沈めて染めた結果。。。

木目が反応して黒くなりました。
多少、渋さが増したでしょうか。

木の種類によって染めやすいものと染まりにくいものがあるようです。

何度も漬けてみたり、天然由来のワックスを塗ったりして、いろいろ実験してみました。。。

廃材を利用したアクセサリー

さて、カラーバリエーションが広がったところで、今回はこれをウッドレジンと合わせてアクセサリーにしてしまおうという魂胆です。

まずはウッドビーズ単体でそのまま革ひもに通して…

「ウッドビーズのブレスレット」の完成!

木の温もり全開ですね!
言われなければ、元がその辺に転がっていた廃材だとわからないんじゃないでしょうか。

◆◆◆

どんどん参りましょう。
続いては…

「ウッドビーズのネックレス」

溢れ出るエスニック感!
こちらは師匠のアドバイスを元に作りましたが。。。

 
うーん、なんかイマイチやなぁ

とのことで、残念ながら次回への宿題となるようです。

◆◆◆

「ウッドレジンのネックレス」

例のアレに革ひもを通したシンプルな一品。
師匠からはもう少し小さい方がキュートなんじゃないかとのご意見をいただきました。

◆◆◆

「ウッドレジンとウッドビーズのネックレス」

ウッドレジンにナチュラルなウッドと鉄媒染処理を施したウッドを合わせてみました。

(※写真はあくまで撮影のために一時的に着用したものであり、作業中に身に着けているわけではございません)

先述の通り、予め光を当てておけば暗闇で周囲がほんのりと照らされる程の燐光を放ちます。

社長評価

広報
以上が、今月の安井ファーム素材を活かしたアクセサリーでございます
社長
55点!

◆◆◆

総合評価:55点(100点満点)

先月と比べてだいぶ手先が器用になったな、とお褒めの言葉をいただきました。

※前回:30点

◆◆◆

最後に

ようやく50点超えの評価をいただけたものの、まだまだ100点満点には遠く及びません。

このような回転する機械に巻き込まれるリスクや、農産物を扱う上での衛生面を考慮すると、間違ってもアクセサリーを身につけて仕事するわけにはいきませんし、もう少し『実用性』に重きをおくべきだったかもしれません。

次回はその辺りも切り込んでみようと思います!
目指せ、100点満点!

◆◆◆

(文:広報)

※有限会社 安井ファームは主にコメとブロッコリーを生産している農業法人です。


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